株式投資の役に立つ「決算書からみる株式投資」

決算書からみる株式投資

株式投資は決算書を正しく見ることができれば良い銘柄を見つけることができます。
株式投資だけでなく、自身で起業やビジネスをする際に、決算書の数字を正しく見れるというのはナビゲーター代わりになります。

決算書って難しくて見る気がしない!見るメリットをわかりやすく教えて!

わかりました。たしかに決算書を見れるようになる具体的なメリットがわからないと、あんな「数字の羅列」に興味は持てないですよね(笑)

「決算書」「株式投資」と難しい話の前に、飛行機のパイロットを思い浮かべてみて下さい。

飛行機のパイロットを思い浮かべてみて下さい飛行機が正しく目的地に着くのに、パイロットはいろいろな計器を常にチェックしています。
計器の見かたがわかるパイロットなら、飛行機の目的地と現在地、そして計器の数字を見れば「今正しい方向に向かっているか」「どのくらいの時間で目的地にたどり着くか」など、細かいことがわかりますよね。

ビジネスもそうです。目的がわかっていて、決算書の数字(飛行機の計器にあたります)がわかれば、今その会社がどんな状況なのかがわかります。過去の決算書の数字と照らし合わせればどのような道をたどって来たのかがわかります。順調に右肩上がりなのか、浮き沈みが激しいのか、実は停滞期なのか、いろいろなことがわかります。

よく、税理士が経営のアドバイスやコンサルティングをしていることがありますが、あれもなぜかというと”経営面から見た決算書の見かた”を正しく知っているからこそできることなんですね。ただ単に帳簿をつけているだけの税理士ではわかりません。税理士の中でもビジネス視点で数字を見続けてきて業績の関連性を理解した人ができることです。(帳簿をつけるだけの税理士でも「他の税理士がやっているから真似して始めた」という人もいますので依頼する際は注意が必要です)

決算書というのは「会社の状態がわかる」、つまりビジネスがわかる、だから、決算書が見れると株式投資の有効な判断材料になるんですね。

「株式投資で一生食っていこう」という人も、「株で資金を貯めていずれは起業しよう」という人も、決算書の見かたを知るということは非常に役に立つことです。

そもそも決算書とは

決算書とは、株式投資をする上でとても大切な情報です。
決算書の読み方がわかると、企業がどれくらい利益を出しているのか、どういった部分で利益を出しているのかといった基本的なことが分かり、投資対象を選ぶ際に決算書の数字が正しく読めると株で儲けを出す確率が非常に高くなります。

決算書を見ることで、良い銘柄を見つけることや、保有する銘柄の今後の株価は上昇が期待できるのか、手放すべきかなどの大きな判断材料になります。

損益計算書を通して収益性を読み取ることができ、貸借対照表を通して財務基盤の安全性を確認できるなど、効率性や成長性などの投資判断を下すための情報が、決算書には詰まっています。それだけに株式投資において決算書は非常に重要な役割を果たしています。

決算書の種類

決算書には大きく分けて3つの資料があります。

  • 貸借対照表(B/S BalanceSheet)
  • 損益計算書(P/L Profit and Loss Statement)
  • キャシュフロー計算書(CF Cash Flow Statement)

貸借対照表(B/S)は、企業の財務状況を表したもので、決算時点での企業の「資産と負債・資本」が掲載されています。
損益計算書(P/L)は、一定期間の収益と費用を示した「企業の経営成績」を表すものです。
キャッシュフロー計算書(CF計算書)は、一定期間内のキャッシュの流入と流出を示していて、キャッシュがどのように増減したのかを読み取ることができます。

決算とは

企業が一定の時期に利益や財務状況などの数字を発表するために行う数字のまとめを「決算」といいます。

決算書は全ての企業で年に1回は必ず作るように定められています。上場企業の場合は、大きな決算は年2回(本決算と中間決算)でしたが、現在は四半期決算というルールに変わり、四半期(3ヶ月)ごとに決算書を作成しています。そして、上場企業はこの年4回の決算の発表を行わなければなりません。

最終的にはこの経営成績などが「損益計算書」、「貸借対照表」、「キャシュフロー計算書」といった「財務諸表」で表され、決算情報として決算短信という書式にまとめられます。財務諸表は単に「決算書」とも呼ばれます。

その決算の数字をまとめた「決算書」は企業の成績表のようなものです。

決算書を見て株式投資をするということは

「決算書」は企業の成績表のようなものです。

つまり、決算書を見て株式投資をするということは、成績表を見ながら投資する企業を選ぶということです。
逆に決算書を見ずに株式投資をするということは、成績表を見ずに投資する企業を選ぶということです。

どちらが有利かはわかりますよね。

決算書の読み方がわかったら、株式投資をしてみましょう

決算書の読み方がわかったら、株式投資をしてみましょう「決算書の読み方がわかったら、株式投資をしてみましょう」・・・と、言いたいところですが、実はこれは物事を覚える際の大きな間違いです。

決算書の読み方がわかったら株式投資をするのではなく、「株式投資をしながら決算書の読み方を覚えましょう!」

本を読んだりセミナーに出たりと「頭で学ぶこと」から入ることが多いですが、それも大事ですが、理解するスピードを速めるためには「実際にやりながら覚える」ことです。小さい金額でいいんです。儲けが出なくてもいいんです。最初は練習として、実際に株式投資をしながら決算書の見かたを覚えましょう。

「どこかの企業の決算書」と「自分が株を保有している企業の決算書」
どちらが頑張って決算書を理解するモチベーションが高くなりますか?

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決算発表のタイミング

本決算の時期は企業によって違ってきますが、日本の企業の多くは、3月が本決算になっています。
3月本決算の企業の年間スケジュールは以下のようになります。

  • 6月30日付で第1四半期が終了 ⇒ 決算発表は7月〜8月
  • 9月30日付で中間期が終了 ⇒ 決算発表は10月〜11月
  • 12月31日付で第3四半期終了 ⇒ 決算発表は1月〜2月
  • 3月31日付で一つの決算期間が終了 ⇒ 決算発表は4月〜5月

 

 

決算発表前後の株価の動き

決算発表前後の月は、企業の決算の数字を織り込んで株価が動きます。
決算発表はもちろん要チェックですが、決算発表前にある程度数字がわかってくると利益予想を変更する場合があります。

たとえば今までより成績がよく、発表していた予想より利益が大きくなりそうだとわかったときには「上方修正」をすることがあります。
逆に発表していた予想より利益が少なかった場合は「下方修正」をします。

実際の決算の数字よりもこの「上方修正」や「下方修正」のほうが数字が動きやすい傾向があります。
決算の数字発表の直前に上方修正や下方修正がされると、発表された数字は「株価に織り込み済み」となり、あまり株価が動かないこともあります。

配当や株主優待と株価の関係

決算の日に株主だと、企業によっては「配当金」や「株主優待」がもらえます。
配当金や株主優待はもらえる金額やもらえるものが決まっているので、その分が株価に織り込まれることが多いです。

だから権利確定日(この日に株を保有していると配当金や株主優待をもらえる)の翌日になると株価が下がることがありますが、これは「配当金(株主優待)をもらう権利を得たのでその株はもう売ってしまおう」という売りが出るためです。